• 定年男子のランとマネー

「スペインの民主化」論文の発表したあと、30年後のスペインをフォローしたエッセイです。

30年後

2011年2月23日、スペインのテレビや新聞などのメディアは23F事件30周年を記念する式典の様子を詳細に伝えていた。番組では当時のビデオをもとに、国会を襲撃するテヘロの姿やそれを阻止しようとするスアレスたちの画像が放映された。(写真はスペイン国会議事堂)

一方で当時軟禁された主だった政治家の中で、後に首相になったゴンザレスや老齢のカリージョや車いすのフラガの姿も見えた。スアレスは病気のため欠席した。カルロス国王はにこやかに矍鑠とした姿をテレビカメラの前に現し、早口のインタビュアーの質問を軽くいなしながら、

「あの夜は眠れなかった。今はよく眠れる。国の状態だって今の方が良いだろう?」と言い置いて国会の中に消えた。

インタビュアーの「国王は23F事件のすべての秘密を知っているのでしょう?」という質問は護衛官に遮られた。

国王は質問に答えることで、明らかに30年前の自身の決断が正しかったと主張していた[1]

[1] http://www.rtve.es/mediateca/videos/20110223/rey-cree-se-conoce-toda-verdad-sobre-23-f/1028169.shtml  2012年5月28日視聴



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