• 定年男子のランとマネー

お通夜

還暦を過ぎると、気のせいか訃報を聞くことが多くなります。
身近な人や、かつての職場や学校の知り合いなどですが、最近は昭和のスターと呼ばれた人たちが次々と亡くなっていくので、余計に無常を感じるのかもしれません。

昨夜は親戚のお通夜に参列しました。
昨年88歳で亡くなった僕の母親の弟の奥さんです。過去にあまりお付き合いがなくてよく知らなかったのですが、亡くなった年齢は74歳です。
女性の平均寿命から考えれば若いですね。ガンだったそうです。

ごく身近の人たちだけのお通夜だったので、参列者は高齢の方が多くて僕は若いほうでした。おそらく身体の具合が良くなくて参列できなかった親族の方もおられるでしょう。女性はしっかり歩いていましたが、男性は足元が少しおぼつかないようでした。お話はしっかりされていて、時々冗談なども混ざりますが、話している姿を見ると、母親の葬儀で会った時に比べて老いた印象を強く持ちました。

叔父夫婦には子供がいなかったので、寂しがっているだろうなと思っていったのですが、思いのほか元気でした。数か月の闘病中に気持ちが決まったのかと思いましたが無理をしていたのかもしれません。

最後の喪主の挨拶で、漸く叔母さんがどのような経歴の人で何をされていたかを知りました。社会に貢献してきた立派な人でした。
叔父さんは挨拶の最後に、この言葉でしめました。
「妻はいろいろな方面にエネルギーを注ぎ、十分に人生を生きた素敵な女性でした。自分もこれからは妻に恥じないように生きていこうと思います。」

 

老後の孤独

叔父の挨拶を聞きながら、「定年男子・定年女子」の一節を思い出していました。
この本は経済コラムニストの大江英樹さんと社会保険労務士の井戸美枝さんの共著です。
書籍の146ページに書いてあるのは、大江さんの言葉です。
「老後の不安の原因は、健康とお金と孤独の三つです。健康は一番先に来るものですが、次に来るのは、自営業ではお金、サラリーマンでは孤独です。」

叔父さんは公務員だったのでサラリーマンに属します。お通夜に集まったのは、東京・岡山など遠隔地からの親戚が多くて普段から気軽に行き来できる距離では無いようです。
交友関係は分かりませんが、身体の動きを見ていると活発に動き回ることは難しい印象でした。

叔父さんが、これからどのような生活を送るかは分かりませんが、自分の10年先を考えると、まず夫婦の健康が大切だとわかります。夫婦で生活を楽しめれば健康と孤独はある程度カバーできるでしょう。

独身の方でも、できるだけパートナーに近い友達や親戚との付き合いを心掛けて人生を楽しんだほうがよさそうです。



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