• 定年男子のランとマネー

3月21日、神戸の西の果てに住むラン友さんと、明日香村でいちご狩りを楽しんできました。

正確には、2人が神戸のどこに住んでいるのか知らないのですが、神戸マラソンのコースで、

市役所から明石海峡大橋まで折り返したときに、遠いなあと思いましたね 笑

明日香村まで、遠路はるばるお疲れさまです 笑

お二人のご希望は、スタートは遅く、帰りは早く、しかも明日香村をたくさん回って、

最後はいちご狩りしてから帰りたいというものでした 笑

近鉄飛鳥駅に午前9時半集合。

駅前で記念写真を撮って、キトラ古墳へ。

キトラ古墳は、10日ほど前に、飛鳥ハーフマラソンで走りに来たばかりですが、

違う人とゆるランすると、また違った感じですね。

2人のうち、ひとりは明日香村は初めてで、もう一人は、社会人になったころに、レンタサイクルでまわった記憶があるということでした。

つまりは、見るもの聞くもの初めまして・・という感じでした。

キトラ古墳では、「四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)」の説明に興味を示し、青龍が好きな人と、玄武(カメ)が好きな人に分かれましたね。

キトラ古墳を出たら、高松塚古墳へ向かう道に沿って、手前で折れて石舞台を目指しました。

この道は、ハーフマラソンの時に、稲渕棚田の坂を上がって、アップダウンのあと、ゴールのキトラ古墳に向かって走った道の逆コースです。

そんな話をすると、「飛鳥ハーフ出たい!」と一人が言い出して、もう一人に「旅ランで、

来年また来よう!」と誘っていました。

石舞台にはお昼について食事をするはずでしたが、さすが歴戦のランナーだけあって、

アップダウンをものともせずに走り切り、11時前に到着してしまいました。

まだ昼食には早いので、石舞台を見学。

ボランティアのおじさんが、簡単な説明をしてくれて、2人は蘇我馬子に興味を持ったようでした。

おじさんが、飛鳥ハーフの話をしたので、私が着ていたTシャツを見せたら、

「走ってくれたんですか!」と喜んでいました。

ちなみに、2人のうち一人はリケジョで、もう一人も歴史にあまり関心が無かったようでしたが、はるか昔に義務教育で習った「蘇我氏」や「聖徳太子」などの単語に、素直に反応していました 

早期教育は、たしかに重要ですね 笑

石舞台近くの食堂で、私は古代米定食、彼女たちは古代米カレーと生ビール。

「上山さんは、飲まないの?」と不思議そうに聞かれました 笑

たしかに明日香村は、あちこちにトイレが整備されているので、多少飲んでも大丈夫です。でもランニング中ですからね。 

石舞台から岡寺へ。

こじんまりして落ち着いたお寺の雰囲気が、お気に召したようです。

もう少しして、お花の季節になると、綺麗な花が咲いて、とても華やかな気持ちになります。

岡寺から、飛鳥寺へ。

途中で万葉文化会館に寄り道しました。

遺跡の発掘現場の様子や、古代の人達の生活、それからリラックスして瞑想する部屋などで

少しゆっくりしました。

飛鳥寺では、2人とも飛鳥大仏の男前の顔が気に入ったようです。

岡寺のご本尊は、目が明いた仏像で、一人が怖かったようなので、優しい飛鳥大仏の顔を

拝んで癒されたと言っていました。

飛鳥寺の後ろにある、蘇我入鹿の首塚を見てから、田植え前の水田の中を、橘寺へ。

桜が綺麗に咲いていました。

聖徳太子が生まれ、毎日ここから大和朝廷に通ったと言われているこのお寺には、

太子ゆかりの遺跡が沢山あります。

遺跡巡りの前に、煩悩をたくさん持ってそうな一人に、「二面石」を見せました。

人間の善と悪の表情を、石に刻むことで現した「二面石」には、2人とも感心していました。

橘寺で午後1時になりました。

さすがランナーで、予定時間よりかなり速いペースです。

いちご狩りを予約した農園は、高松塚古墳の近くなので、先に古墳を見学することにして、

橘寺から、道路沿いを走って亀石に到着。

亀好きの一人が、喜んでいました 笑

亀石から左に折れて、高松塚古墳へ。

その途中で、天武・持統天皇陵にお詣りしました。

理由は、里中満智子作「天上の虹」を、昔よく読んだので・・・笑(私ではありません)

高松塚古墳で、男性群像と女性群像の壁画を見学。

写真を撮っても良いそうなので、何枚か撮りました。

高松塚古墳を見学して、時刻は午後2時。

これから農園探しです。

住所をインプットして、グーグル先生に聞きながら、到着しました。

時刻は午後2時半。予約は3時でしたが、着いたらすぐに受け付けてくれて、

待望のいちご狩りスタート。

30分間食べ放題です。

いちご狩りをやったことがある人はご存知ですが、初めは猛烈な勢いで、いちごを食べ始めても、15分くらいでお腹がいっぱいになります。

明日香村に来る前には、

「農園のいちごを、食べつくしてしまうかも」

などと言っていた2人も、

15分でいちごを摘む手が止まりはじめ、

20分で「もう食べられない」と言い出し、

それでも時間まで頑張ると言っていましたが、

あえなく25分でギブアップ。

いちご農園さんの作戦勝ちでした 笑

農園の受付の男の子も飛鳥ハーフを走って、参加賞のTシャツを着ていたので、

お互いに見せ合いをして、「来年またマラソンで会おう!」と言って農園を出ました。

「あの子かわいいね」と言っていたので、2人がホントに、来年の飛鳥ハーフに出るのなら、

何かの間違いで、また会えるかもしれませんね。

そのころには、またいちごが食べたくなっているかも 笑

農園から飛鳥駅までは、ほぼ道沿いの直線です。

午後3時過ぎに駅について、ちょうどやってきた電車で、橿原神宮前駅まで一緒に行って

そこで、阿部野橋方面に行く2人と別れました。

多分午後6時ごろには、神戸の果ての自宅に帰れたと思います。

別れ際に、「次回は神戸で!」と言われたので、「OK、行きます」というと

「では、六甲山トレイルか神戸空港ランしましょう!」と誘われました。

年齢を重ねても、友達が増えて、活動範囲が広がるのは、本当に有難いことですね。


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