• 定年男子のランとマネー

7月4日から11日まで、「美しきピレネーハイキングと北スペイン・アンドラ・フランスを巡る8日間」ツアーに参加しました。

スペインには、1982年から87年まで家族で駐在し、その後も仕事の出張、夫婦旅行で

訪れましたが、その中で行きそびれていたのが、バスク地方とピレネー山脈でした。

両方行きたかったのですが、時間もさることながら、自分で運転しないと回れそうもなかったので、今回はツアーを探して、ピレネー山脈とアンドラ公国を訪問することにしました。

アンドラは、私がいたころは、タックスフリーで知られ、スペインとフランスから買い物客が押し寄せる場所でしたが、現在の姿を見るのは楽しみでした。

この旅行は、本当昨年行くはずだったのですが、奈良から大阪への転居で手間取っているうちに、早い時期にツアーが埋まってしまって、今年に繰り越しになりました。

ツアーのパンフレットには、エコノミークラスとビジネスクラスの両方があったので、

迷った末にビジネスクラスで行くことにしました。

ビジネスクラスを選んだ理由はいくつかあります。

第一は、2年前から発症した座骨神経痛。

飛行時間が、関空―ドバイが10時間、ドバイーバルセロナが6時間なので、合計16時間もエコノミーで座ったままで行くと、現地に着いた頃には歩けなくなる心配があったからです。笑

第二は、単純にカタール航空のビジネスクラスに乗ってみたかったから。

銀行員時代の海外出張は、社内規定で若くてもビジネスクラスでしたが、当時のビジネスクラスは、現在のエコノミーと同じか劣るくらいの感じで、旅のゆったり感は全く無かったので、一度ゆとり旅をやってみたかったのです。 笑

そういうわけで、7月4日午後4時半関空集合に向けて、午後2時過ぎに自宅を出ました。

その時は、すごく暑くて、事前の添乗員さんからの電話情報でも、スペインは熱波が来ているとのことだったので、暑い旅行を覚悟していました。

ちなみに、ビジネスクラスに乗ると、関空でラウンジを利用できます。

これまでにもゴールドカード保有者のラウンジを何度か利用しましたが、今回のラウンジは広くて落ち着いて、しかも飲み物、食べ物の種類が豊富でしたね。

もっとも、搭乗前にあまり飲み食いはできないので、炭酸水と軽食を取っただけでしたが。

<第一日、第二日>

YouTubeでカタール航空のビジネスクラスの動画を観ると、最新式のQ suite搭乗記が

紹介されています。

事前の調査では、ドバイーバルセロナはQ suite、関空-ドバイは一つ前のsuiteでした。

実際もその通りで、機体はそれぞれボーイングB787、エアバスA350。

比較すると、Q suiteのほうがコンパクトで、通路との締め切り戸が付いており、個室というイメージが強いと思います。

CAのサービスは適度で親切でした。

Q suiteは乗客の手元操作でベッドにできますが、旧式はCAが、乗客のタイミング見ていて、マットレスを敷いてくれます。

私の場合は、寝ようと思ってトイレに立って、席に戻ると寝る準備が出来ていました。

ドバイ空港の一番端について、バスと電車にのり、逆のターミナルから出発したので

あまり時間はありませんでしたが、添乗員さんがきちんとリードしてくれて、無事に

乗り継ぎを済ませました。

グループは21名+添乗員で、最高齢は81歳(たぶん)、40代(?)が2名いる以外は

60代以上の高齢かつ旅慣れた人たちのようでした。

ピレネー山脈に来るくらいだから、山好きなのでしょうね、きっと。

ところで、この旅は高齢者が多いのですが、その割になかなかの強行軍で、午前7時半に

バルセロナ空港についたら、そのままバスに乗って200キロを走り、アンドラ公国観光、

昼食後にまたバスに乗って200キロを走ってフランスのトゥルーズで夕食と宿泊です。

つまり1日で3か国訪問となるわけです 笑

ヨーロッパの夏は、日没が午後10時ごろなので、明るい間の移動な気がしますが、

実際はかなりタフな旅行ですね。

バルセロナからのバスの中では、お互いが良く知らないので交流は無いのですが、

誘い合わせてきた人たちの間で話が盛り上がっています。

中でも、女性4人組は移動中、よく聞こえる声でおしゃべりに熱中。

彼女たちの話題は味噌の作り方や家事のこと、共通の友達の噂話で、せっかく海外に来たのに日本の話ばかりで、まるで井戸端会議 笑

本人たちは楽しいのでしょうけれど、私は久しぶりにスペインに来て、過去の思い出を含めスペインを楽しみたいのに、頭に浮かぶのは味噌の画像という感じでしたね 苦笑

アンドラは初めての訪問です。

山の中にある街という感じですが、狭い土地に多くの建物が立ち並んでいました。

目抜き通りは飾りつけもしてあり、街を流れる川に掛けた橋の広場には、スペインの

芸術家サルバドール・ダリの絵を模したオブジェが置かれていました。

グルメツアーではないので、食事はたいしたことはありませんが、山間の風景は美しいですね。

この地は古くからスペインとフランスで争われたようですが、現在の元首は、大聖堂の司祭とフランス大統領の2人だそうです。

私がいたころはタックスフリーでしたが、現在は付加価値税が4―5%程度。

他の欧州諸国が20%超なので、それでも安いと買い物に来る人が多いそうです。

昼食時にご一緒したご夫婦は、ご主人が現在81歳で、数年前に介護付き高齢者マンションに引っ越したそうです。

介護付きとはいっても、行動は自由で、ご主人はゴルフ、奥様は卓球を同じマンションの方々と楽しんでいます。

入居者の中ではご夫婦の年齢は真ん中ぐらいで、さらに高齢になると動けない人もいるので動けるうちに遊ぶと笑っていました。

今回の旅行のあとは、クルーズ船の旅、ハワイ旅行と遊びのプランが目白押し 笑

気になる費用は、主にご主人が株式投資で稼ぎ出しているそうで、元気なうちから夫婦で入居することを強く勧められました。

といっても我々は、昨マンションへ引っ越したばかりだから、しばらくはこのままですね 笑

昼食を終えて、バスに乗って出発。

山中を200キロ走ってホテルに到着。

街の中心から離れたホテルで、周囲には何も無さそう。

ずっと座りっぱなしだったから、明日の朝はランニングするかな?


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