三重県と奈良県の境目にある赤目48滝を、かつての職場仲間と散策してきました。
ここは室生赤目青山国定公園の中心に位置しており、昔の呼称では「伊賀」の国です。
歴史をたどれば、織田信長に嫌われ徹底的に攻められ、徳川家康の危機を救って
江戸幕府に召し抱えられた伊賀忍者の故郷でもあります。
赤目四十八滝 | 観光スポット | 観光三重(かんこうみえ) (2025/9/22 閲覧)
私が仲間を誘って赤目に行こうと思った理由は、9月後半なら多少は涼しいかなということと、オオサンショウウオが棲むという清流が滝となり、水しぶきが陽光に煌めく様がとても美しくて、どうしても
見たかったからです。
近鉄大阪線の赤目口駅は、鶴橋駅から70分くらいで、関西の中心からは、少し遠くに位置します。
移動には急行電車を使ったので、近鉄電車の冷房サービスに辟易した人もいたようです。
「長袖にしてよかったー」という声が聞こえました 笑
赤目口駅からバスに乗って10分。
終点で降りて、坂を登れば、本日の昼食休憩所「対泉閣」
その前を右に折れれば「サンショウウオ館」で、赤目渓谷にはそこから入れます。
入場料は1000円。
サンショウウオ館にはオオサンショウウオが、川に住むキンブナやカエルたちとともに
出迎えてくれました。
仲間の中には赤目に来るのが初めての人もいて、オオサンショウウオの大きさと、全く動かないことに驚いていました。
川沿いの道に入ると、少し気温が下がった気がします。
周囲にはマイナスイオンが溢れている・・という気もしました。
川沿いに48滝を巡る道は約4キロ。
前回来た時の記録では、標高差200メートルを登ることになります。
前日の雨で水量が増えて、水の勢いが増しているので、滝の景色が一層美しいことが
期待されますね。
川の流れも美しい。
仲間も楽しんくれているようです。
道沿いには、途中に急な階段のアップダウンが数か所あるので、奥まで行って帰るには多少の時間が必要です。
前回、妻と下見に来た時には、往きはサンショウウオを探しながら、(夜行性なので見つからないのですが 笑)ゆっくり歩いて1時間半。
戻りは、バスの時間を気にしながら、多少急いで60分。(妻に「速い」と少し苦情を言われました。苦笑)
今回は普段歩きなれていない人や、古傷が痛む人、靴底が取れそうな人などがいたので
全行程の4分の1程度の「千手滝」くらいで引き返すことにしました。
それでも「赤目5瀑」のうち3つくらいは見られるので、まずまずでしょう 笑
各自のペースでゆっくり話歩きしながら千手滝までやってくると、女性たちが滝を見ながらヨガをやっていました。
ヨガの先生らしい人がいたので、おそらく「マイナスイオンをいっぱい浴びながら、ヨガをやることで心身ともに爽快になりましょう」などのセールスをしたのでしょうね 笑
皆さん、気持ちよさそうでした。
千手滝を見て、方向転換して入口に向かって歩き出しました。
途中で休憩していた仲間たちを拾いながら、サンショウウオ館を過ぎると、本日の
宴会場「対泉閣」です。
対泉閣のフロントでお風呂の案内をお願いしました。
大浴場と露天風呂があるそうで、時間的に2つとも入るのは難しそうです。
理由は、2つのお風呂が離れた場所にあるからで、大浴場派と露天派に分かれて
入浴しました。
泊まりに来て、ゆっくりと両方のお湯を楽しめば、結構リラックスできそうです。
お風呂を上がって、12時にフロント前に集合。
昼食の部屋に案内してもらいました。
我々の宴会は、近況報告のほかに宴会幹事がお題なるものを出して、各自が順番に話すスタイルです。
今回のお題は、最近何か腹が立ったことを言えとのこと。
私はお題を聞いて、昭和後期の漫才師「人生幸朗、生恵幸子」の「ボヤキ漫才」を思い出しました。笑
とうとう俺たちも「ボヤキ漫才」をやる年になったのかというのが実感でしたね
最後は(責任者でてこ~い!)で終わる漫才です 笑
宴会が終わり、対泉閣の前で写真を撮ってもらいました。
対泉閣は、確かにお値段は高めだけど、サービスは良いし、料理もおいしい。
温泉もあるので、川沿いの散策も含めて、都会の喧騒を離れてゆっくりしたい家族連れの方にはおススメだと思いますよ。
午後2時40分のバスに乗って、3時2分発の急行で大阪まで戻ってきました。
電車はガラガラだったので、10名弱が座席に陣取って、四方山話に花を咲かせました。
まあ、酔っ払い迷惑爺さんの集団ですね 笑
とりあえず全員ケガもなく、無事に大阪まで帰ってくることができました。
次回は、11月に下賀茂神社から京都御所を散策の予定です。
京都検定を持っている人が案内してくれるので、今から楽しみです。