• 定年男子のランとマネー

私は現在、年に4回だけ、とある大学で米国政治の授業を、同年代のシニアコースの生徒さんに行っています。

この仕事は今年で3年目になるのですが、この仕事を紹介してくれたのが国際社会貢献

センターという組織です。

ABIC – 特定非営利活動法人・国際社会貢献センター

この組織は、日本貿易会をバックにした、主に総合商社のOB組織で、業務の一環として

商社で海外勤務を経験したOBたちの就業斡旋も行っています。

就業斡旋を行うために、日本貿易会を始めとした人脈などを使って、人材の派遣先への

営業も行っていて、その中にいくつかの大学での授業も含まれているというわけです。

(私は金融機関主出身なのですが、大学時代の友人が商社マンで、その人の紹介で登録しました)

私が授業している大学では、授業は半期ごとか通年で行われていて、私のほかに、中国や

中東などに駐在経験のある商社OBが、同じように、年に数回ずつ授業を行っています。

授業の際には、大学との関係維持と、次年度の継続受託のために営業担当の人が来ることが

あります。

この大学の営業担当の方も商社OBで、以前雑談していた時に、私と米国での駐在場所と

年代の一部が被っていたことは知っていました。

おまけに、彼の商社時代のチームメートが、私の大学サッカー部の同期生で、これまでも

共通の友人の話をすることは時折ありました。

今年の3回目の授業に向かう時に、ぼんやりと、その営業担当の人のことを考えていて、

なんとなく、どこかで既視感がある人だなあと思って事務局へ向かう階段を上がっていたら、突然若い時のその人が大きく両手を上げて、身体全体でサッカーボールを受け止めている姿を思い出しました。

そうです、彼とは90年代の初めに、一緒に米国アトランタ市に駐在して、一緒に駐在員

チームでサッカーをやり、一緒にワールドカップ米国大会をマイアミまで観戦に行った仲なのです 笑

事務局で出欠表にサインしてから、講師控室に行って、その時のことを思い出していました。

多分間違いがないだろうなと思って、授業が行われる教室に行って、授業の準備をしてくれていた彼にそのことを話したら、彼も思い出して、驚いて、授業の始まる時間ギリギリまで

マイアミでのワールドカップ観戦、その時の現地チームとのゲーム、最後にオマケのゴルフまでやったことを思い出して盛り上がりました。

授業が終わって、学食で昼食を済ませて帰ろうとしたら、彼が事務局に寄ってPCなど備品を返却してから学食に行くので、もっと当時の話をしましょうと言ってくれて、学食で

また盛り上がりました。

それで終わりかと思えば、彼は帰宅後にワールドカップ観戦時の写真と、地元のチームとゲームをやったときの写真を掘り起こして、わざわざ送ってくれました。

メールの本文には

「あれから30年以上経ちました。上山様と又ご一緒できるのは本当に奇遇としか

言い様がありません。」

と添えられていました。

本当に奇遇ですねー。


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