12月は、フットサル・奈良マラソンと平地のイベントが続いて、山に行けなかったので、
「山納め」を兼ねて、ずっとやってみたかった「暗峠奈良街道」に行ってきました。
大阪市東成区:暗越奈良街道と道標(くらがりごえならかいどうとどうひょう) (…>区の紹介>名所・旧跡)(2025/12/30 閲覧)
この企てを妻に話すと、「私も行く、ただし歩きで!」とのこと。
そこで、まず近鉄枚岡駅まで電車で行って、枚岡神社に参拝後に、神社の裏手から
「神津嶽コース」を「ぼくらの広場」まで登って、そこから暗峠に行き、大阪玉造目指して
歩くことにしました。
12月29日午前8時半に枚岡駅到着。
天気は晴れ。
やや肌寒いが、陽光が暖かい。
鳥居前で一礼して、本殿に参拝すると、数人が(たぶん)声明を唱えながらお参りしていました。
我々は、お賽銭をあげて簡単に拝礼してから。登山道へ。
このコースは、最初に200段超の階段を上がります。
他には誰とも会わない貸し切りの時間を、2人で話しながら登っていきました。
空気が澄んで、眼下の景色が綺麗です。
登り慣れた道を、枚岡展望台までやってきました。
大阪の街が一望できて、あべのハルカス、花園ラグビー場が見えます。

写真を撮ってから、ぼくらの広場を目指して登りました。
なるかわ園地までくると、ぼくらの広場への道が工事中で通行止め。
う回路から登って、ぼくらの広場へ。

さらに移動して暗峠に到着。

いつもは、ここから生駒方面に降りますが、今回は国道308号線を大阪方面へ。
事前の調査では、奈良街道はほぼ国道308号線に重なっているようです。
生駒方面への道も急坂ですが、坂の斜度は大阪方面のほうが少しキツイらしい。

二人で歩き出すと、ところどころに説明板や道標が設置されていました。

坂は確かに急坂で、時折通る自家用車が、かなりブレーキを踏みながら降りていきました。

「エンジンブレーキを使わないと危ないね」
「駐車してもサイドブレーキが聞かないところがあるらしい」

我々は、大阪に転居してから車の運転をしないことにしているので、他人ごとではありますが、道端の用水路にバイクが落ちているのを見ると、心配になりますね。

初めは急坂を歩いていましたが、脚が勝手に動き出して走ることに。
といってもランニングシューズだったので、急坂でスピードを出すと身体のコントロールが利かなくなって危ないので、小走り程度ですが。
妻も小走りしていましたが、途中から歩きに変更。
私が少し下で待ちながら、芭蕉の句碑の説明板を読んでいると

「手前に句碑があったよ。急いで走るから見落したのでしょ」
と笑われました。
近鉄電車の高架を越えて、徐々に市街地へ。
国道だけあって、両側に歩道が通っていて、道路も幅広でしたね。
花園までやってくると、巨大な公園敷地にラグビー場が。

数年前のワールドカップ前に、かなり整備されたと聞いていましたが、スケールが大きかったですね。
隣接されたスーパーでトイレを借りたのですが、店内にラグビー教室の募集ポスターが
貼ってあり、2階のトイレ近くには男女更衣室が設置されていました。
大学のサッカー部時代に、花園ラグビー場の隣に、外国人留学生寮と練習グラウンドがあって、土曜日の授業が終わってから集合して練習しましたが、その名残は全く見られません。
50年前の話ですしね 笑
そういえば、花園から枚岡神社まで往復ランニングしていましたが、枚岡神社までの坂をダッシュで登ることがしんどかったことまで思い出しました 笑
奈良街道の句碑などを探しながら歩いていましたが、全く見つけられませんでした。
我々は道路に沿って歩いていたので、もしかしたら一本横道に入ればあったのかもしれませんが、事前の調査では、区画整理などで街道の形跡はほとんど残っていないそうなので
気にせずに進みました。

途中のマクドナルドで軽く食べて、東大阪市を抜けて、大阪市に入り、高井田、深江、今里交差点を過ぎて、長堀通に沿って、目的地の玉造、二軒茶屋に到着。

午後1時半でした。
午前8時半に出発したので、約5時間。
途中の昼食休憩30分を引くと、約4時間半ですね。
距離は約18キロ。

思いのほか楽に歩けたので、次回は玉造から暗峠を越えて奈良市まで、ランを交えながら
行ってみようかと思っています。
来年のチャレンジにしようかな 笑