• 定年男子のランとマネー

 

かつて銀行でお金を貸出す仕事をしていたことがあります。

銀行ですから内部に沢山の情報の蓄積があります。そのほかに貸出しの時にお客様から提出いただいた資料などに基づいて調査も行います。

新規のお客様か既存のお客様かで違いがありますが、お客様のすべてを知ろうと努力してお金をお貸しするかどうかの判断をします。

 

融資判断

  

お金をお貸しするときは自分の判断に自信をもって実行します。

 

ところが銀行を退職して自分のお金で投資を始めようとして、銀行時代と同じように沢山の情報を集めて投資する対象を選んで判断して実行しましたが、なかなか結果がでません。

 

個人的には1980年代末のブラックマンデーやバブル崩壊などを経験して、少しはリスクというものをわかっていたつもりでしたが、銀行の中にいて銀行のお金で貸し出すことと個人が自分のお金で投資することは全く違うことが良く分かりました。

 

でも自分の未熟さが原因かなと思って、かつての銀行員仲間で貸出し判断に秀でている人に融資判断につきて話を聞いたことがあります。

詳細は忘れましたが、その人は「例えば10社の信用できると思う会社があったとして自信をもって貸出し判断ができるのは最大で上から5社くらいです。あとの5社には正直なところ貸出しをしない可能性が高い。」と話してくれました。

 

つまり対象となる会社の信用リスクについて、自信をもって判断しても、そのまま実行するのは融資のプロでも難しいということです。

 

投資判断

 

これが投資判断の場合は信用リスクのほかに価格変動などの市場リスクや政治リスクも伴います。会社が健全でも、例えばヨーロッパで大きな紛争が起こるとか、中国経済が変調をきたせば株式市場は暴落することもありえます。

 

普通の人ではリスクの所在を完全に把握することが不可能なのです。

プロの投資家と言われる人々でも「市場を予測することはできない」というのはこういうことです。

 

では凡人の投資家はどうすればよいのか?

僕の考えでは超短期か超長期の投資しかありません。超短期はデイトレードと呼ばれるもので、長くても一日以内で投資を終わるものです。毎日が戦いです。

利益が小さい代わりに損失も小さく抑えて、パソコンのモニターに張り付く日々を続けます。

 

超長期は20年から30年くらいの期間で少しづつ分散投資していくものです。

世界経済が長期的には成長すると信じれば、これくらいの期間では大抵の出来事の影響は吸収されるでしょう。

僕はデイトレードを本業とする人以外は、投資するならば超長期の視野を持って分散投資を行うのが良いと思います。



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