• 定年男子のランとマネー

ライフプランの価値

フィナンシャル・プランナーの世界ではお客様のライフプランを重視します。

ライフプランをしっかり考えて、規律を以て生活している人のほうが、幸福で実りある人生を送ることができると信じられているからです。

では実際の人生でライフプランはどの程度有益なのでしょうか?
自分の人生で考えてみました

学生から就職へ

自分の人生の方向性を真剣に考え始めるのは大学生から就職するときでしょう。

僕のケースでいえば、大学時代はサッカーなど好きなことをやっていたので、いざ将来を決めるときに慌てました。(現在は僕などよりも、もっとしっかり考えている人が大多数だと思いますが)

公務員と大学院と就職のどれにするかを決めかねているうちに時間がたちました。

その時、母親が心臓病になって先行きが不透明になり、弟たちもいるしなあと思って金融機関に就職しました。

卒業した大学が語学系だったので、就職先でも国際部門かなと思っていましたが、思いがけず就職後まる4年でスペインに赴任しました。

その直前に結婚したのですが、妻にとっても冒険だったと思います。

スペインではスペイン語で苦労しましたが、この機会にスペイン語を覚えてやろうとかなり努力をしました。

駐在員事務所で少人数だったので、一人で業務も雑用も何でもやったので、汎用力が付きましたね。笑

スペインから東京に戻って国際金融を担当しました。

ザ・セイホ」と言われていた東京資本市場の機関投資家に金融商品を販売する仕事です。

外資系金融機関とも競争したり協力したりでした。

プロ相手の仕事だったので厳しかったのですが刺激的でした。

ここではデリバティブ(金融課制商品)を解析したり、自分で設計したりしたので、面白い経験でした。

そのあとはアメリカです。

アトランタで商業不動産の不良債権処理をやりました。

ここでもアメリカのプロ相手に英語で苦労しました

不良債権処理には税金の理解が不可欠なので、日米の税金に詳しくなりました。

帰国後は奈良に住んで関西の支店でお客様のニーズに対応して融資や投資信託を扱っていました。

法人顧客への提案を大量に行いました。

またプライベート・バンキング業務の担当もやりました。その時にフィナンシャル・プランナーの資格を取りました。

金融機関から転職

50歳で金融機関を退職してからは、化学品メーカーの海外営業でアジア各地を廻り、中国の現地法人の立て直しも経験しました。

転職2回目

55歳で再び転職し、今度はシステム会社で西日本の営業活動を行いました

放送大学大学院で情報学の勉強もして、クラウドやAIが少し理解できました。

独立

60歳で定年退職したあとは、同じ会社で東京に転勤して継続雇用で新規事業の開発を行い、目途が付いたので退職して独立しました。

人生の基本方針

このように振り返ってみると、海外勤務も転職も偶然が大きく作用していますが、いくつかの基本方針は守っていたと思います。

1. 家族は基本的に一緒に生活する
単身赴任は何回かやりましたが、いずれも最長1年。

2. 健康に気を付ける
スペインから東京時代にメタボになったので、アメリカ時代にダイエットして、トレーナーについて体力をつけました。2回の転職の時も、過労にならない様に注意していました。

3. 収入の範囲内で生活する。
バブルの時も比較的地味に暮らしていました。借金は家を買う時くらいで、できるだけ早めに返すようにしました。

 

ライフプランと言うと、何歳で結婚して子供が何人で、とか
何歳で退職して年金はいくらで、とか言われますが、僕の経験から言うと
思い通りにならないことのほうが多いと思います

未来を想定して準備するのは大切ですが、それよりも基本的な方針を決めておいて、人生の荒波が押し寄せるたびに、沈まないように上手く波乗りして乗り越えていくほうが大切です。

定年が近づくにつれて、僕も何度もライフプランを考えてキャッシュフロー表を作りました。

しかし思ったよりも想定外の方向に動くのでそのたびに作り直しになりました。

ライフプランについては、自分で作成してみるのは大切ですが、あまりガチガチに考えないで、節目に見直す程度でよいと思います。それよりもいくつかの基本的な考えに従って日常生活の判断をするほうがストレスが少なくなります。(例:住む場所、家を持つか、収入をふやす努力をするか、夫婦で支出を削る努力をするかなど)

これらの基本方針がしっかりしていると知らぬ間に溜まっているものです。

方針がしっかりしていたら、時々見直す以外は、できるだけ大まかに準備を考えて、自分のやりたいことに集中するほうが楽しいと思います。

 



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