• 定年男子のランとマネー

明日香村トレイルラン

 

7月8日は明日香村トレイルラン大会の日でしたが、記録的な大雨で7月6日に中止の決定が出されました。

以下は主催者のかたから戴いたメールの一部です。

たとえ雨が上がったとしても、すでにこれだけの雨が降っていますので、地盤が緩んで土砂崩れの危険もあります。

その緩んだなかを300名が走れば、その危険はさらに増します。

そのうち、70名の方が初めてトレイルを走る方々で、けが人も増えることが予想されます。

大会2日前の決定ですが、天候を予測してランナーやボランティアの方々への影響などを考えての決断です。

主催者にとってはとても苦しい決断だったと思います。

僕も天気予報をみていて、大会開催は難しいかなと思っていました。

人間への影響とともに、雨の中を大勢が走ると、明日香村の自然も傷つける懸念もありますからね。

何故山を走るのか?

 

5月のKobo Trailを途中でリタイヤしてから、あらためて自分が山を走る理由を考えてみたくなって、いろいろな書籍を読んでいます。

中でも町田宗鳳さんの「山の霊力」という本が興味深かったので少しご紹介します。

町田さんは宗教家なのですが、14歳で家出して34歳まで京都の大徳寺で修行され、

その後ハーバード大学で神学修士号、ペンシルバニア大学で哲学博士号を取得されて、

現在は広島大学名誉教授かつ「ありがとう寺」住職という、変化にとんだ人生を送られている方です。

「山の霊力」には示唆に富んだ話がたくさん書かれていますが、ここでは「あとがき」の一部を引用させていただきます。

山の体験は、一種の宗教体験である。

これだけ既存の宗教に期待が持てなくなった時代において、人が多少とも霊的なものに触れようとするのなら、山に入るに限る。

カミやホトケのことに無関心な人も山に入れば、目に見えない力が、天地を動かしていることに体ごと気づくかもしれない

僕のこれまでの山体験はとても限られたものですが、

「見えない力」や「自然との一体感」のような感覚は何度か感じたことがあります。

爽快感と言っても良いかもしれません。

町田さんは、キリスト教成立以降のヨーロッパ文明が自然を征服するものと捉えてきたことに対して、

日本人は山に対する愛着が深いと述べておられます。

「山を拝む」という心情は、外国にはあまり見られないそうです。

空海

 

個人的にはKobo Trailを走ってから弘法大師や山伏のことを意識するようになりました。

空海は「性霊集」によれば、少年の日に吉野から南へ1日、西へ2日あるいて「高野」の地を見つけて、後年ここに高野山金剛峰寺を建立して

真言密教の修行地としたそうです。

若い頃に山野をあるいて修行した修験者だったのですね。

日本独自の山岳宗教である「修験道」や弘法大師空海が中国から持ち帰った「密教」についても本を読み始めました。

「山を走る」ことについての自分なりの結論が得られるかは分かりませんが、

せっかくのテーマなので、もう少し探求してみようかと考えています。

 



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