2月13日から20日までニュージーランド南島を歩いてきました。
映画「ロード・オブ・ザ・リングス」の主な撮影場所がNZだったと聞いて
いつかは行ってみたかった場所でした。
でも思ったより遠かったですね(苦笑)
13日夜9時に関西国際空港を飛び立って、10時間半後に北島にあるオークランド空港へ到着。そこから更に南島のクイーンズタウンまで国内線で2時間、さらに目的地であるテ・アナウまで2時間超の自動車の旅。
結果、テ・アナウについたのが午後10時頃で、その日の夕食は閉店直前のスーパーで購入(笑)
旅行社のツアーで行きましたが、参加者は我々夫婦と広島から来られた60歳の
男性の合計3名でした。
翌朝はガイドさんがホテルまで迎えに来て、足慣らしにルートバーン・トラックに行きました。
ガイドさんはトレランをやるそうで、前回日本へ帰国時に「小辺路トレイル60キロ」を完走して4ポイント稼いだそうです。翌週にNZの60キロレースを走って4ポイント獲得して来年のUTMF(富士山1周160キロトレイルレース)に出るつもりだそうです。
何処にでもトレイルランナーはいますね(笑)
ルートバーン・トラックの場所は、テ・アナウから湖沿いに道路を北上して、ミルフォードサウンドとの分岐点ザ・デバイドを右に折れます。所要時間は1時間半くらいかな?
NZ南島の道路は片側1車線の対面交通で制限時速は100キロ。かつ右ハンドル。
ずーっと一本道が続いているので運転しやすく、一度目はツアーでやってきて、2度目からはレンタカーを借りる人が多いようです。
ルートバーン・トラックは全長32キロと短いのですが、晴れていれば素晴らしい大自然の風景が広がるそうです。
僕たちが歩いたのは、ほんの入り口の片道4キロくらいの往復で450メートル登っただけでしたが、結構な運動になりました。
天気は登りでは曇りでしたが帰りの下りは雨+ガス+風(南半球で夏なのに寒い)に遭遇しました。
そんな天気でも32キロを縦走する人は沢山いましたね。(行程は2泊3日で、
予約が必要です)
特に若い女性が一人で30~40リットルくらいのリュックを担いで歩いて行くのが印象に残りました。20歳くらいの女性二人連れや男女のカップルが、散歩のようにスタスタと歩いていく姿もよく見ました。
もちろん中年や高齢者にも出会いましたが、驚いたのは皆さんの歩くスピードです。とても追いつけない。(こちらは走らなければなりませんね 苦笑)
そういう我々も、僕とガイドさんがトレランの話に熱中してしまい、妻ともう一人の男性が写真を撮っていたのを離していたようです。
後で妻に「私たちはトレランしているみたいだった」と言われてしまいました。(笑)
南島の観光で重要なのは「植物」と「鳥類」です。
オーストラリア大陸から吹いてくる風が3000メートル級のサザンアルプスにぶち当たって島の西側に大雨を降らせるそうです。
雨量は多いところで年間7~8メートル。(7000~8000mm/年)
ガイドさんは屋久島の2倍と言っていました。
おかげでシダ類とコケ類の種類が多くて繁茂しています。
シダのマークはニュージーランド航空の尾翼やオールブラックス(ラグビー)のユニフォームにも付いていますね。
その代わり島の東側は乾燥していて、最近は葡萄の栽培が盛んになって良質のワインが醸造されています。
滞在中に結構飲みましたが、どれも美味しかったです!
ルートバーン・トラックからの帰り道は晴れでした。
途中で直線道路の脇に泊まったので何かのスポットかなと思っていると、日本のCMで自動車の宣伝にも使われる場所だそうです。
映画だけではなく、映像を求めていろいろな人がやってくるのですね。
午後5時ごろホテルに戻りましたが、夏の上にサマータイムをやっているので10時くらいまで昼間のようです。
有名(?)レストランは一杯で予約できなかったので、ホテル近くのカフェでラム肉を食べました。
いや、ウマかった!