• 定年男子のランとマネー

4月27日、馬渕治好さんの世界経済セミナーに参加しました。

セミナーの内容は有料なので、ここでの公開は控えますが、僕が個人的に知りたかったことを2点質問質問してきました。

1つ目は、「双子の赤字」

2つ目は「金利」です。

1つ目の質問の背景はこんなことです。

昨年夏に、あるセミナーで「海外不動産投資の事例」について講師をする機会がありました。その時に、日本のバブルが発生した原因をたどって1985年のプラザ合意のお話をしました。(添付のシートはその時の資料の一部です)

そのときのセミナーでは、バブル発生の前提として、何故アメリカが強引に為替レートの調整を日本に迫り、その結果、ドル円のレートは急激な円高に振れたのかを解説しました。

当時のアメリカ側の背景には、日本との巨額な貿易赤字と財政赤字という「双子の赤字」問題が大きく横たわっており、これを解決することが重要な政治課題になっていたのです。

僕の疑問は、「現在のアメリカは、中国との間で巨大な貿易赤字を抱え、かつ昨年の大型減税の影響もあって財政赤字も拡大している。これは既視感のある状態で、現在のアメリカと中国の貿易戦争は、関税と為替レートの両面で、まだまだ継続することが予想される。これによって今後の世界経済の成長が低めに抑えられるのではないか?」でした。

当日の馬渕さんの講演の趣旨は、「世界経済はこれから悪化の傾向をたどるが、年末から来年にかけて明るい動きとなろう」というものでした。

僕の質問は、「中国が折れるまで、アメリカは交渉の手を緩めないだろう。

その中で株式投資を行っても、昔のような大きな利益を得るのは難しいと考えられるが、どう思われますか?」

馬渕さんは、僕の見方を基本的に肯定されつつも、当時の日本と現在のアメリカの差について、「日本はバブル崩壊の中で起業スピリットを失っていったが、アメリカには自分たちで伸びて行こうという個人が沢山いて、経済を引っ張っていく企業が継続して出てくるので、株式投資という面ではあまり心配する必要はないと思います」とのことでした。

僕の解釈では、実態経済の成長度合いと金融相場の動きは、必ずしも一致しないというお答えだったかなと思っています。

次の質問は、懇親会の席でお聞きしたものです。

「米国も日本も、大まかに言って過去40年間にわたり、金利は低下傾向にあります。金利を経済活動の体温と仮定すれば、両国の経済活動はどんどん低体温になっていると考えられます。人間ならば、低体温は死を招きますが、日米両国の金利について、どのようにお考えでしょうか?」

馬渕さんは「現在の金利は低すぎると考えています。これから上昇局面もあると思いますが、大幅な上昇は望めないと見ています」と答えて頂きました。

理由についてもお話頂いたのですが、席が少し離れていたことと、他の方々が楽しく語らっておられて、馬渕さんのお話が十分に聞き取れなかったのは残念でした。

おそらく現在より少し高い金利水準で、発熱や過熱まで行かない状態が継続するというご意見だと推察しました。

僕個人としては、少なくとも先進国では、投資機会が減少し、高いリターンが望めないために、資金需要が減退して金利が低位安定し、成長も抑制されていると考えています。

僕が馬渕さんのセミナーに参加した目的は、これからの長期投資の方向性を考える判断材料を得るためでした。

馬渕さんのセミナーに参加して受けた印象を纏めると;

  • どうやら世界経済は、中期的には微温的な成長を続けるらしい。

ただし、金融相場の動きは、経済成長と同じ波長とは限らない。

  • テンバガー株などは出てくるだろうけれど、金融相場は不確実性が増すので、当てモノを当てに行くような投資は止めたほうがよさそうだ。(カリスマ投資家は出現しにくい?)
  • インデックス投資を中心に、地道に株式投資を継続して長期で果実を得る方針が、高齢者世代には適当な気がする。
  • 多少でもインフレが発生することを考えると、リスクヘッジとしての株式投資は必要だ。金利が乱高下しないならば、債券投資に妙味は少ないだろう。

他の参加者の方たちも、株式や金投資などをやっておられ、ご自身の投資の判断材料や、自分の投資に対する馬渕さんの考え方を質問されていましたね。 馬渕さんは、個別の銘柄や個々の投資方針にはコメントしないというスタンスを貫かれつつも、とても丁寧に参加者の質問に答えておられました。



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