• 定年男子のランとマネー

以前から自宅にいるときは、ネットや読書に飽きるとよく近所を散歩していました。

家の近くには自然を残した公園があって、だれもいない静けさの中を、鳥の鳴き声を聞きながらのんびりと歩いていました。

公園の半分は山林の中に遊具がおいてあり、残りの半分は野球場です。

時折、少年野球やソフトボールチームが練習試合などをやっていました。

それ以外は、僕のような高齢者が散歩しているのに行きかうくらいです。

新型コロナ禍が発生し、外出自粛が始まるようになってから公園は様変わりです。

子供たちや親子連れが、お互いの距離に気を付けながら遊具で遊び、野球場では少し大きな子供たちが離れてもできるドッジボールで大きな声を上げ、お父さんと子供が野球やサッカーの練習をしています。

時折は妻と歩くのですが、お互いの感想は

「私たちの子供の時みたいね」

「そうやな、昔は大きな子が小さな子供たちと一緒に遊んで面倒みてやっていたよな」

「友達のお父さんがキャッチボールなんかで一緒に遊んでくれてたなあ」

僕は「三丁目の夕日」という映画も漫画も見たことはないのですが、コロナのおかげで一瞬にして50年前くらいの風景が目の前に現れた感じがしましたね。

でも実際にはこのような牧歌的な光景の後ろには厳しい現実が潜んでいます。

子供たちは学校へ行けないから、仕方なく公園に集まってくるのでしょう。

大人たちは仕事に行けないから公園に子供を連れてくるのです。

世の中の歯車が緊急停止したらどうなるのだろう?というのはファイナンスを学習しているときに何度か夢想したことでしたが、いざ実際に起こってみると大変です。

目の前のことで言えば、「移動の自由」が大きく制限され「教育を受ける権利」や「勤労の義務」が実行されなくなっています。

経済的には、自営業の方は売り上げが大幅に減少して先行きが大いに不安でしょう。

給与所得者も自宅待機が続くとストレスがたまるし、あてにしていたボーナスの心配もしなければなりません。

マクロで言えば、もっと大きなことも起きています。

驚いたのは原油価格の下落です。

先物価格がマイナスになることなど、たとえいろいろなことが重なったとしても、二度のオイルショックを経験したものとしては、想像もしませんでした。

言われてみれば、経済活動が大幅に低下し、石油の使用量が減ったことと、備蓄が一杯になってこれ以上溜められない・・ならば値段は下がって当たり前ですが、そんなことが起こるのですね。(原油価格低下の原因はあくまで伝聞です)

https://news.yahoo.co.jp/byline/kosugetsutomu/20200420-00174379/

(2020/4/22閲覧)

悪く考えると、「アメリカのシェールオイル企業の破綻が始まって、彼らが発行しているジャンク債を買っている人が損するかなあ?日本の金融機関は買っていないかな?」

などと連想してしまします。

このような大変化は「首をすくめて通り過ぎるのを待つ」くらいしかできないと思いますが、今のうちに考えておけることはあります。

テレビなどで、さんざん「不要不急」と言われてているのですから

まず、自分の支出につき「必要不可欠」なものと「不要不急」の区別をつけること。

次に、自分の資産につき「必要不可欠」なものと「不要不急」の区別をつけること。

支出については、自分が生きていくのに最低限必要なお金を計算することになります。

一か月分の最低経費を計算して、自分は何か月分のお金があったら安心できるかを知っておくと、その金額のお金はいつでも残しておこうとするでしょう。

最小限の貯蓄目標金額ですね(笑)

この計算は、将来もしも転職を考えるときに役立つと思います。

資産については、特に借り入れがついてくるものを中心に見直すべきでしょう。

自宅には住宅ローン、自動車には車のローンなどです。

クレジットカードのキャッシュングやリボ払いも立派な借金です。

「借金」してまで手に入れるほどの「必要不可欠」な資産なのかを考え直すと、自分が将来どのような生活を送りたいのかが見えてくると思います。

自宅は仕方ないと思うかもしれませんが、例えば子供が巣立った後もその家で済み続けるのだろうか・・などと考えておくだけでも、将来の決断に役立つでしょう。

でも、いろいろとやりだすと、大量のゴミが家庭から排出されるかもしれません(笑)

これを実践することは、自然にライフプランを考えることになりますね。

普段は時間がないからやれないこと、面倒くさいのでやらないことに面と向かってゆっくり考えてみるのも有効な時間の使い方だと思います。



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