• 定年男子のランとマネー

今年から「認定NPO法人DxP」という団体に、少額ですが毎月寄付をすることにしました。

この団体は、主に通信制・定時制高校生を支援する団体です。

DxPが発行している活動レポートを読むと、貧困で食費も満足に賄えない、就職や将来の進路に希望が持てない通信制や定時制の学生が急増している様子がうかがえます。

もともと日本の相対的貧困化が進んでいるところに、コロナ禍が追い打ちをかけたのでしょう。

現代は「若者が損をする時代」なのでしょうね。

60歳代後半の我々の世代は、「若者が得をする時代」を生きてきました。

その前の我々の親の時代は、戦争があったことで「若者が損をする時代」でした。

男性が戦地に出征し、女性が「銃後の守り」のために戦時中の米国の爆撃に耐えたのちに、戦争後に生き残った人たちが親になって頑張って平和国家日本を作り、彼らの子供である我々は恩恵を享受して現在の老後を迎えています。

しかし、恩恵を受けた我々が結果的に作ってしまった「格差社会」や「国債大量発行経済」などによって、日本社会は夢や希望が無くなり、したがって停滞し衰退しています。

「下り坂社会」に遭遇することになって、現在の若者の中には、学業や就職などで苦難に直面している学生が一定数います。

その数は急激に増加している感じです。

一方で60代後半の我々は、恩恵を享受して「逃げ切り世代」と言われるくらい、世代としてはある程度の余力をもって生活しています。

個々人が責任を感じる必要はありませんが、親の世代のおかげで恩恵を享受した我々世代は、もしも多少でも余力があるのであれば、「損をしている世代」の若者たちに余力の幾分かを回してあげても良いような気がします。

余力にはお金だけでなく、自分が持つ知識と経験をもとに時間を割いて貢献することも含まれます。

それが恩恵を受けた世代が次の世代のために果たす責任のような気がします。

「認定NPO法人DxP」への寄付は、そんな気持ちから始めました。

現代日本は少子高齢化が進んでいるので、あと10年もすれば現役世代から「昭和おじさん・おばさん」が大幅に減少して若者が活躍しやすくなる時代がやってくるのではないかと思っています。

つまり今苦しんでいる高校生たちが、苦しい中をあと10年頑張ることができれば、社会の中で自分たちの居場所ができるのではないかと期待します。

その10年を、我ながら本当に微力ですが、何らかの形で支えられたら、多少は自分たちの親世代から受けた恩恵を若い世代に循環できるでしょう。

なんといってもこれからの日本を作っていくのは若い人たちです。

我々も、もうしばらくは生きていくので、彼らに支えてもらわねばなりません。

そのためには先に投資しておこうと思っています。(笑)



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