• 定年男子のランとマネー

よく例に出されることですが、サザエさんの父親である波平さんは54歳という設定で、

当時の社会状況では、定年1年前でした。

つまり漫画が始まったころは、定年は55歳だったのです。

私の父親の世代(大正12年生まれ)では、定年は60歳でした。

父親は、勤務先から紹介された職場で1年程度働いた後に、声をかけてくれる人がいて、

非営利の団体で75歳くらいまで非常勤で働いていました。

私の年代は、定年が60歳でしたが、勤務先の雇用延長という形で65歳まで働く人が多いですね。

先日、高校時代の同級生が8名集まったのですが、二人が家業を継いでいて、二人が(65歳の)

定年後の非常勤勤務で、三人が無職でした。残りの一人は私で、自営業かつバイト生活です。(笑)

波平さんの時代は、おそらく平均寿命が60代くらいだったので、定年退職後しばらくしたらお迎えが来たのでしょう。

私の父親の世代のことに詳しいわけではなりませんが、まじめに働いていると、定年後も

声をかけてくれる人がいたようです。

今風に言えば、クチコミの就職ですね。

おそらく、職場を含む人間関係が、今よりも濃密で、お互いをよく知るネットワークが健在だったのだと思います。

これからの老後の職探し

個人主義が進み、徐々に人間関係が疎遠になっていく現在の日本では、政府が言うように

70歳まで働こうと思えば、積極的に濃密な人間関係を求めるか、仕事で抜群の成果を

あげる以外は、勤務する会社にできるだけ長く、非常勤で残してもらうことが現実的でしょう。

しかし、70歳まで残してくれない会社に在職した人や、たとえ残してくれても、

70歳まで同じ会社にいたくない人に加えて、一般の会社員の範囲に入らない人もいます。

節約すれば老後生活は遅れるけれど、健康目的も含めて、引き続き社会性を保ちたいならば、

65歳以上の公的年金受給者にとっては、一人で起業することも、有力な選択肢だと思います。

起業といっても、決して大げさなものではなくて、月の売り上げ目標が数万円程度の

仕事から初めて、しばらくやってみて、もしも上手くいかないようなら、あっさりと止めて、別のことを考えるといった、軽い感じです。

もちろん、借金して設備投資をするようなことは厳禁です。

ひとり起業の利点は、不安はあるけれど不満はないということです。

勤めていたころは、毎月の給料が振り込まれるので、不安はなかったけれど、

職場の人間関係などで不満はいっぱいありましたよね。笑

起業すると、この関係が逆転します。

上手くいかないのは、すべて自己責任ですので、不安はありますが不満はないはずです。

いつでもあっさりと止める覚悟があれば、失敗する不安は小さいでしょう。

私の経験では、起業する前は悩みますが、起業してみると案外気楽です。

幸いにも、年金と(わずかですが)バイト収入が下支えになってくれているので、

多少の赤字への耐久性はあります。(笑)

それに、私が提供するFP相談というサービスで、お客様が喜んでいただけると、こちらも嬉しくなりますね。

「終わりよければ、すべてよし」といいますが、老後は幸せな気持ちで穏やかに暮らすのが、

ふさわしいと思います。



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