• 定年男子のランとマネー

7月10日、参議院選挙の投票日に3年ぶりに開催された、明日香村トレイルラン大会に

参加しました。(期日前投票済です 笑)

今年は、全国的に梅雨が短くて、暑くて水不足の夏になるのかなと、思っていましたが、

戻り梅雨とでもいうのか、大気が不安定で、激しい雨が降る日が時々ありますね。

大会前日も、奈良は激しい雨で、雷雨もありました。

雨は当日朝まで降り続き、大会が「どろんこ祭り」になることは確実でした。

そこで、急遽トレランシューズを、軽くて走りやすいアルトラから、クッションは無いけど

グリップが強いイノベイトに変更しました。

自宅を出るときには雨模様でしたが、大会会場の石舞台古墳に到着したら、

強い夏の日差しが差し込む晴れに変わっていました。

「うわっ、大変だ。日焼け止め忘れた!」

夏の日差しは、お肌の大敵です。

ただ、山はまだガスっていたので、おそらく山道は湿度100%?の状態でしょう。

「気温も湿度も高いとなると、レースプランをよく考えないといけないな」

そんなことを考えていると、「上山さん」と声を掛けられました。

エイコさんです。

実は、この大会への参加を誘ってくれたのはエイコさんなのですが、

これからのランニングプランを考えていて、彼女が会場にいることを

すっかり忘れていました。(苦笑)

彼女は、友達夫婦と全行程21キロを、ゆっくり行くそうです。

私も制限4時間をいっぱいに使うくらいの感じで考えていました。

目標は、時速5キロと少しのペースです。

この大会は、トレイルを楽しむことが目的で、時間計測は行うが、順位はつけないそうです。

代わりに、スタート前にじゃんけん大会をやって、賞品を分配するとのこと。

それもいいですね。

参加者は195名で賞品は30個。

例によって、勝負弱い私は、一個も賞品が当たりませんでした(笑)

さて、スタートです。

コロナ対策で、一人一人がリストバンドを、スタートパネルにタッチして走り出します。

しばらくロードを走ってからトレイルに入ります。

ここから7キロ地点の談山神社エイドまでの登りが、このコースで一番きついところです。

談山神社は、多武峰の近くにあって、藤原鎌足と中大兄皇子が、大化の改新で蘇我入鹿を

倒すための密談をしたと言われているところです。

密談場所は、神社からさらに山を登りますが、今回は神社にも近寄らず、

ひたすらトレイルを進みました。

トレイルは、豪雨のおかげか結構ふかふかで、気持ちよく走れるところもありましたね。

しかし、山の中に入ると、やはり湿度が半端ない。

気温も高いので、登りで無理すると心拍数が上がり過ぎるので、時々一息入れて、

水分を取りながら、ゆっくりと上がっていきました。

14キロ地点の役行者エイドで、経過時間は約2時間40分。

まずまず予定通りのペースです。

ここからは下りが主体ですので、残り7キロを1時間20分なら、

時間内の完走は大丈夫だろうと確信したので、あとは景色を楽しむことにしました。

ところが、これが大甘予測 (笑)

しばらく行くと、激下りのところで渋滞していました。

「どろんこ祭り」の予測は当たっていて、大量の水を含んだ、かなりの急斜面を

たくさんのランナーが降りたので、道はズルズルで転倒者続出。

木々をつないで「虎ロープ」を伝っていくのですが、私が降りる前の人が、

ランニングシューズを履いていたらしく、滑って体重をロープにかけてぶら下がったので

虎ロープの黄色が、ブチブチと音を立てて切れてしまい、黒部分だけになりました。

虎ロープが、目の前で切れたのを見たのは初めてです。

「危ないから、ロープを頼らないように」

という指示が飛んできましたが、ロープを持たないと間違いなく転倒です。(笑)

私はシューズをイノベイトに変えていたので、泥道でもグリップが効いて転倒せずに

すみました。

しかし、泥道の下りでは、思わずふくらはぎに力が入り、攣りやすくなるので要注意です。

5月のKobo Trailでも同じような経験をしていたのがプラスになりましたね。

ただ、後ろから、ロープに頼らずに、泥道を滑り降りてきた、大柄の女性に迫られて

「ロープを持たないほうが早く行けますよ」と言われて、

かなり圧迫感を感じました。(笑)

途中で上手く道をお譲りして、先に行ってもらいました。

そのあと誰も来ないので、やはりあの女性は山に慣れていたのでしょうね。

(あとでゴール付近で見かけましたが、やはり大柄でした 笑)

そのあとロードに出ると、お尻やシャツを泥で汚した「どろんこ姫」を何人も見たので

皆さん苦労したんだなと思いましたね (笑)

ロードに出ると、あとは夏の強い日差しを浴びて、熱いアスファルトの上をひたすら

走るだけです。

しかし、日影がないので、これが苦しい。

それにクッションが無いイノベイトでロードを走ると、疲れた脚に響きました。

ウルトラマラソンで、同じようなロードを、延々と走ったことを思い出しました。

稲渕エイドを過ぎると、稲渕棚田をゆっくり登って(景色を楽しみながら、歩きました)

ゴールの石舞台古墳まで直行です。

ゴール直前でエイコさんが写真を撮ってくれました。

21キロを走って、疲れたフォーム 笑

彼女は無理しないでリタイヤしたそうです。

たしかに、この気候では無理しないほうが良さそうです。

ゴール付近で倒れこんで、看護師の手当てを受けている人もいましたからね。

完走してテントに行ったら、かき氷を頂きました。

まさに干天の慈雨のような感じで、半分くらいがっついてから、

思い出して写真を撮りました。(笑)

タイムは、3時間43分12秒でした。

着替えて、バスに乗って、五位堂駅まで戻り、ジムに寄って

300メートルを流して泳いでから、ジャグジーでのんびりして、水風呂とサウナで

整えてから帰宅しました。

帰ってから、ウエア、ザック、シューズなどを洗って、干して、一日が終了。

充実した一日でした。

夏の日の良い思い出になりそうです。


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