• 定年男子のランとマネー

23日、二上山で「岳のぼり」という行事があることを、役場の広報誌でみたので

行ってきました。

「岳のぼり」は、元来は二上山近隣の人たちが、年に一回山に登って、山頂でご馳走を

食べるお祭りだったようです。

このお祭りの歴史は古く、江戸時代の書物にも載っているそうですが、現在は二上山に

登りながら、みんなで清掃するという行事になっています。

二上山岳のぼり|二上山|奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット|葛城市|生駒・信貴・斑鳩・葛城エリア|イベント・体験 (nara-kankou.or.jp)

普段、二上山を「マイマウンテン」などと呼びながら、お世話になりっぱなしで

お山に何の貢献もしていないので、たまには、山を走らずに歩いて、ゴミを拾って

山をきれいにしようと思って参加しました。

受付は、いつも登っている、近鉄南大阪線の二上神社口から阿部野橋方向に一駅行った

二上山駅からいく登山口です。

岳のぼりの旗を目印にして到着し、受付でゴミ袋をもらって、登山口から登りだしました。

この道は、二上神社口からの登りよりもなだらかで、気持ちよく歩けました。

トレイルランに向いている感じでしたね。

いつもは見ない数の登山者が、山道を登っていました。

高齢の男女や、家族連れ、女性同士など、バライティに富んだ顔ぶれです。

ひとりで登っている人も、かなりいました。

雄岳6合目に着くと、市の職員が抽選権を配っていました。

午後2時までに下山すると、くじを引いて賞品が当たるそうです。

景色も素晴らしく、年配の女性が友達らしき人に、「あれが耳成山、こちらが畝傍山」

などと大和三山の説明をしていました。

雄岳6合目を過ぎてしばらく登ると、二上神社口からの登山道と合流します。

そこから、さらに登って、雄岳山頂に着くと、十人以上の人たちが、神社横の木陰に

集まって、話したり食べたりしていました。

私はスルーして、そのまま馬の背から雌岳山頂に進みました。

雌岳山頂の気温は23度くらいで、天気は晴れ。

風も適当に吹いていて、とても気持ちが良かったです。

いっぱいの登山者が、日時計の周りに腰かけて、色々食べていました。

中には、本格的な山飯を作っている人もいて、各々が充実した時間を過ごしていました。

肝心のゴミ拾いですが、雌岳に来るまでに拾ったのが、プラスチックの破片2個のみ。

ビニール袋を提げた登山者に、時々聞きましたが、「ほとんどゴミはありませんねえ」という返事。

ひとりだけ、袋が一杯の人を見つけたので聞いてみたところ、

「孫にやるための松ぼっくりを拾っているんですわ」と笑っていました。

いつもは、雌岳から岩屋に降りて、ダイヤモンドトレイルを走るのですが、

今日は、お世話になっている二上山に、ご恩返しをする日なので、そのまま登山口まで

Uターンしました。

沢山の登山者が登ってくるので、ランは封印して、率先して登山者に道を譲るように

心がけました。

登山者とすれ違う時の、「ありがとうございます」や「こんにちは」という言葉は

とても気持ちが良いものですね。

登山口まで戻り、くじを引いて、予想通り、4等までの4等の景品をもらって

近鉄五位堂駅まで帰ってきました。

ゴミはあまり拾えなかったのですが、山に全くゴミが落ちていないことが分かって

清々しい気分になりました。

皆さんも、山を大切にされているのですね。


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