秋のダイヤモンドトレイル縦走大会は、大阪府勤労者山岳連盟(大阪労山)が主催している。

春の同じ大会は大阪府山岳連盟主催だ。
大阪労山の大会の特徴は、参加費用が安いこと。
昨年までは1000円だったが、今年から2000円になった。
もう一つの特徴は、純粋な山歩きの大会であること。
春の大会は、トレランと山行に分かれていて、それぞれ参加料が違う。
トレランの部は着替えなどの荷物を、別途ゴールまで運んでくれるのでランナーは走りに集中できる。
秋の大会はランナーと山行の区別がない。
もちろん荷物の別途運送もない。
それどころか、春の大会は大和葛城山、金剛山、紀見峠にそれぞれゴールとエイドがあるが、秋の大会は、それぞれ豚汁、ミルクティー、ぜんざいの振る舞いはあるものの水分の補給はない。
各自、必要な水分は初めから持参するか、途中の自販機で補給するのだが、例えば金剛山
ゴールでは、早い人から購入していくので自販機は殆ど売り切れだったようだ。
私は、今回は久しぶりに水分補給にはハイドレーションを使うことにした。
理由は、ハイドレーションでは少量ずつ口に含むので、ペットボトルなどに比べて水の消費が抑えられて、長時間持つからだ。
半面、ハイドレーションはザックに格納されているので、水分の残量が分からないことが
欠点だ。
これまでの経験上では、ハイドレーションに1.5リットルの水分を入れて、予備のペットボトルを1本持てば、何とかダイトレのゴールまで持つだろうということが分かっていた。
午前6時33分近鉄南大阪線当麻寺駅着の電車に乗り、6時43分に受付を済ませてスタートした。


今年の夏は、8月9月はなんとか100キロ走ったが、暑すぎて山に行けなかったので
最後まで完歩できるかは未知数だった。
最近就寝中などに脹脛が攣ることが多く、山では坂道で脹脛の筋肉を伸ばすことが多いので走行中に攣ることがあれば、その時点でリタイヤだなと思って参加した。
スタートしてしばらくは慎重にかつゆっくりと歩を進めた。
せめて最初のゴールである大和葛城山までは行きたかった。
山道を進んでいると、派手な格好をしたおじさんが話しかけてきた。
どうやら私をペーサーにして、引っ張ってもらいたいみたいだ。
ペースが合うならば構わないので、脚が攣らない様にゆっくり目のペースで一緒に行った。
おじさんは身の上話が好きなようで、自分のことを話し、かつこちらのことも聞いてくる。
仕事のことを聞かれたので、翌日大学のシニアコースで授業する予定と答えたら、そこから
私の呼び名が「先生」になってしまった。笑
平石峠を越えて、岩橋山までやってきたときに、私は持参の握り飯を食べるためにベンチに座り込んだ。
彼は補給食を取って、私に手を振ってそのままスタートしていった。
少し休憩してから、岩橋山を下り、また次の山を登った。
そうこうしているうちに、大和葛城山の5キロくらい手前で例のおじさんを見つけた。
おじさんは「もう追い付かれた。速いですね」と声をかけてきたが、私は集中して、かつ
スピードに乗っていたので、黙って手を振り返して、(気の毒ながら)置き去りにした。
脚の動きは快調で、攣る気配はない。
午前11時までには葛城山に着けそうだったので、さらにその先に進むことにした。
大和葛城山到着は午前10時56分。所要時間は4時間13分。
同じ区間を、春の大会では3時間48分で歩いている。
今回のペースは遅めだ。

葛城山で豚汁の振る舞いを受けて、しばらく休んで出発した。

ここから水越峠を越えて金剛山を登り、次のゴールのちはや園地までは短いが厳しい道のりだ。
まず水越峠では不揃いで高めの階段を下るので、うっかり足を引っかけると転倒のリスクがある。
水越峠を下ってからの金剛山の登りは、まず長い舗装路の登り。この道は良く陽があたり
暑い。
舗装路が終わると、山道の登り。
それが終わると階段の登り。
ようやく山頂近くに来ると、ちはや園地まで下り。
このあたりで「脚が売り切れ」状態になる 笑
ちはや園地に着いたのが午後1時34分。所要時間は2時間38分。
春の大会では、同じ距離を2時間36分で歩いていた。
ちはや園地でミルクティー1杯の振る舞いを受け、持参のパンを食べて最終ゴールに向かった。
最終ゴールの制限時間は午後7時。
午後2時前に出れば時間は5時間以上あることになる。
脚も売り切れてしまったので、ゆっくりと歩くことに。
途中は殆ど一人旅で、トレランの人に抜かれることも少なくて、秋山を楽しみながら
ひたすら歩いた。
紀見峠近くで下山して道路に出たら、後ろから若い女性2人がランニングで走り過ぎた。
「一緒に走りましょう!」と挑発するので
「そんなスピードで走ったら、死んでしまうよ!」と答えたら、ウケたらしくて
大声で笑いながら走っていった。
最終ゴール到着は午後5時10分、所要時間は3時間36分。

春の大会では3時間16分だったので、随分と遅い。
春は最後のロードを走ったのだが、今回はそんな元気もなく、歩いたのがタイム差の原因だろう。
ゴールに着いたら、先ほどの2人連れが、ビール缶を片手に「お先にビール飲んでまーす」
とまた挑発してきた 笑

私は苦笑いして、完走証を受けとると、荷物をもって適当なところで上着だけ着替えて
紀見峠駅に行った。

以前はゴール付近に更衣室があったのだが、何年前から無くなったのだ。
みんなラン後のウェアのままで(上着を羽織って)電車に乗って帰宅している。
秋の大会は、春に比べてコスパは良いけれど、それなりに準備が必要だと思う。
どちらの大会も、それなりに楽しく面白い。
秋のほうは参加人数が少ないので、山行を楽しみたい人にはおススメかもしれない。
なんにしても、今回も最終ゴールまで到達出来て、満足して帰宅することができた。
これからもできる範囲で、できるところまで継続したいと思っている。