• 定年男子のランとマネー

年に一度の管理組合定期総会に出席した。

我がマンションは世帯数69戸。

総会に参加したのは18名(世帯)、議決権の回答があったのは34世帯。

併せて52世帯が、管理組合の活動にある程度の関心があったことになる。

聞くところでは、我がマンションを投資対象として購入している例は多くないので、

殆ど実需マンションと思われる。

実際、駐輪場には子供を乗せる仕様のママチャリがズラッと並んでいて、私の階にも

廊下に子供用自転車を置いている部屋が幾つかある。

つまり子育て世代が中心で、そのほかには我が家のような最小スペースの住戸に、我々のような高齢者が住んでいると推測される。

推測ばかり申し訳ないが、郊外の戸建てに住んでいたころと違って、町内の自治会に加盟していないので、祭りなどの交流の機会がなく、同じ階の住人でも、たまにエレベーターで

一緒に降りてやっとわかる程度の触れ合いなのである。

尤も、子育て世代が多いので、子供を持つ家庭同士の交流は盛んなのだろう。

どこでもママ友ネットワークは強力なので、既存の自治会に改めて加入しなくても

特に支障は無さそうである。

共働き世帯が多いと思われるから、皆さん、仕事、子育て、そのほかに大変忙しくて

マンションのことまで気が回らないのかもしれない。

そんな中で総会に参加した18名は、私のようなヒマ人を除くと、「意識高い」人たちと

思われる。

総会は持ち回りの理事長が司会をするが、実際に仕切っているのは管理会社である。

総会の議題は7つあったが、理事長は議題の題目を言って、管理会社の社員が内容を説明して、質疑応答にも回答していた。

議題は、昨年度実績と予算の差異に始まり、法律の変更にともなう管理規約の改定のあと、

マンション管理評価適正制度・管理計画認定制度登録の件に進んだ。

ここで、(登録手数料がかかることから)、住民の一人から、「ここは実需マンションで投資対象ではないという理解なので、評価制度への登録は不要ではないか?」という疑問が出された。

管理会社の回答は、第二号議案の管理規約改定で、評価制度への参加が含まれているので、

評価制度に参加しないと、それだけで評価が下がるというもの。

「売却しないで住み続ける方には、関係ないかもしれませんが・・・」といった説明だった。

結局、賛成多数で可決。

次に置き配サービスシステム参加の件。

導入予定の置き配システムと契約した配送会社のドライバーだけが、届け先の住人が不在でも、エントランスに設置したセンサーを使って入り口のドアを使って入館できる

システム。

設置は無料ということなので、おそらく荷物の持ち帰りの無駄を回避するため、配送会社がコストを払っていると推測。

「変な人が入館するリスクが高くなりませんか?」と質問したけれど、ドライバーを限定してリスクを減らすということと、すでに設置してある置き配ボックスに配送会社が荷物を入れたとしても、取りに来ないで放置する人が居ては困るという、事実か想定かわからない回答をもらった。

これも可決。

つぎは、管理会社との管理委託契約更新の件。

簡単に言うと値上げ要求。

当然に反対の意見が出たが、管理会社は「値上げが承認されないと、契約更新はできません。

困るのはマンション住民です。金額を上げずに更新するならば、サービスのグレードを落とすことも考えられますが」ということ。

デフレのころならば、管理会社が仕事を失いたくなので、平身低頭して値上げをお願いしてきたと思うが(そのころは、そもそも値上げという考えが無かった? 笑)、インフレの

現在は、結構強気である。

「いやなら、契約辞めてもいいですよ。困るのはあなたたちです」とは言わなかったが

代替手段を持たない、まとまりのない我々管理組合員は、足元を見られて言われるがままといった感じ。

デフレ脳からインフレ脳へと、時代は変わりましたねー。

次は事業計画と予算。

今年度は管理会社との契約料値上げがあがっても、収支のプラスでやっていけそうだが、

来年度あたりは住民の管理費の値上げがあるかもしれない。

それよりも心配なのは修繕積立金。

銀行の普通預金口座に置きっぱなしなので、国債でも買って運用したらよいと思うのだが、

管理会社は有価証券を預かりませんと言っているので、インフレで目減りするまま放置するしかない。

戸建てなら、自分のお金なので、運用してインフレ対策も可能だが、みんなのお金は難しい。

何年かしたら、修繕積立金の増額も十分あるような気がする。

最後は次期役員の選任。

持ち回りなので特に問題なく選任されたが、私に回ってくる7~8年後は、すっかり環境が変わっているだろうと思う。

こちらも後期高齢者にどっぷりと浸かっているころなので、しっかりした判断ができるかが心配。

もしかしたら認知症になっていて、役員やらなくて済むかもしれない 笑


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