大学に入学した時に、世界をカバーするにはどの言葉をやったらいいかなと考えて
英語、スペイン語、中国語ができれば、とりあえず何処へ行っても不自由しないだろうと
思い、3つの言葉を学ぶことにした。
とはいっても、今の学生と違って、数十年前の大学生は「遊びも勉強のうち」などと言って
あまり真面目に勉強していなかった。
(今から振り返れば、自分の周りだけを見ての、狭い範囲での結論でした 苦笑)
つまり、遊びが主体で勉強は二の次だったわけだ。
授業料も安かったしね。
それでもスペイン語よりも中国語が面白くて、結構真面目に勉強したと思う。(たぶん)
大学を卒業して就職してから、社内で外国語語学研修の機会があった。
当時の私の感覚は、英語は出来て当たりまえで(後から考えれば、必ずしもそんなことはなかったのだが)
他にどの外国語が出来るかが問われているなどと思い込んでしまった 笑
その時頭に浮かんだのが、中国語とスペイン語。
しかし中国語は、ほかにも候補者が沢山いて競争が激しそうだったので、進路の面談の時に
「スペイン語の研修に行かせてください」と言ってしまった。
「パナマ支店に配属するけど、それでもいいか?」
と脅しのように聞かれたのだが,面談時はパナマが何処にあるか、パナマ支店がどのような状況にあるかなど
分かっていなくて、「構いません、行きます」と言ってしまった。
半分勢い、半分やけくそである。
あとで考えてみれば、20歳代半ばの若手を、当時のパナマ支店のような環境劣悪な場所に赴任させるわけはないのだが、当時は本当に赴任するかもと思っていた。
その後、スペインに5年間赴任、東京勤務を挟んで米国に6年半赴任して、中国語とのご縁はすっかり切れてしまった。
最初の勤務先を退職して、化学品会社、システム会社、バイオスタートアップ、大阪府市事業と関わって、英語、スペイン語を使う機会はあったが、自分が中国語を話す機会はほとんど無かった。
今年5月に大阪府市事業の雇用契約が終了しヒマになったので、新しく何かをやろうと思って、自宅近くを探してみたところ、近所に月3回土曜日の午後に1か月5千円で中国語の基礎から教えてくれるところが見つかった。
数人のクラスで、発音から教えてくれるそうだ。
50年前の中国語と現在の中国語は同じだと思うが、50年前の学習記憶はすでにどこかへ行ってしまっている。
それでも、特に何か目標や目的があるわけではなく、50年前に不完全だった中国語学習のやり直しをやってみようというだけなので、7月初めから中国語入門クラスに通いだしている。
クラスにいるのは、男性2人女性4人。
皆さんは私よりも格段に若くて、私の前に座っている女性は、講師との会話を聞いていると
4月から社会人になったばかりのようだ。
つまりほとんど孫世代と一緒に勉強することになったわけだ 笑
でもこれがなかなか面白い。
教室の主催者は、60歳代前半の男性で30年近くこの教室を運営している。
スタッフとしてサポートしている人が何人かいて、うち一人は好意で発音の補講をしてくれているのだが、この方が70歳で私よりも2歳年下である。
ちなみに、彼は元マラソンランナー。
講師は中国人女性で、大阪大学外国語学部の大学院生。
年齢は分からないが、30歳前後かな?
女性講師は私のことを「大先輩」と呼ぶ。笑
中国には、まだ年長者を敬う文化があるようだ。
70歳のスタッフの方は、私を「先輩」と呼ぶ。
もしかして、扱いに困っているのかな?とも思うが、今のところ排斥されている様子もないので、厚顔にも居座っている。
昨年から今年にかけて、所属していたいくつかのコミュニティが無くなり、退出もしたが、新陳代謝で新しいコミュニティに潜り込んでいる。
上手くいくかは分からないが、受け入れてくれるならば、新しいコミュニティを楽しみたいと思っている。